ヤン…それは極北において名前以上の意味を持つ。吹き荒れる風雪と共に幾度なく響き、「凛冬の狩人」の異名は氷原中に轟いている
人々が彼女を信頼する理由は雪原で獲物を追う技や、吹雪の進路を見極める能力だけではない。どんな突然の危機にも真っ先に対応し、解決してみせるからだ。拠点を探し、風向きを読み、薪を集めて火を起こす…どんな状況でも決して取り乱さず、獣の群れが迫ろうと瞬時に判断を下し、冷静に撤退を指示できる。彼女の意志は過酷な環境に脅かされるどころか、重圧の中でこそ冷静に研ぎ澄まされていた
その評価を聞いて、彼女を不愛想で笑顔ひとつ見せない堅物だと想像するなら、それは大きな誤解である。野営の支度中は仲間に笑顔を振りまき、スノーボードで雪だるまを作ることもある。焚き火を囲むと、凌いだ寒さ以上に冷たいジョークを飛ばし、張り詰めた空気を和ませる。彼女は誰よりも知っているのだ。氷原では暴風雪に立ち向かうことよりも、冷静さを失う方が遥かに致命的であることを
百年前、極北というのは「遥か彼方の地」を指す言葉に過ぎなかった。確かに寒冷ではあったが、人が住み、集い、営みを続ける大地であった。王宮占星術師の進言を受け、王国の船団は幾度も海路を往復し、極北との間に確かな相互関係を築いていた。王朝の最盛期、食糧や救援物資は絶え間なく北へと運ばれていた
しかしある日、遠洋航路が突如として氷海に阻まれたことで、人々は思い知らされた。極北はかつてない規模の氷雪嵐に襲われていたのだ。酷寒が大地を覆い、海は凍てつき、物資は枯れ、住民は生活の拠り所をほとんど失っていた
それでも、かつて築かれた交流は彼らの命を繋いでいた。だが、ほどなくして氷山が航路を完全に閉ざすと、厚い氷層によって往来は断たれ、両地の繋がりは歴史の彼方へ消えてしまった
長い年月が経過した後、氷が退いて航路が甦った時、極北は南へと使者を送った。しかし彼らを待ち受けていたのは、王朝の滅亡という残酷な知らせだった。栄華を誇った王国は反乱軍に引き裂かれ、王家の血脈は散逸し、生き延びた後継者は身分を隠すことを余儀なくされていた。冠を失った彼らは、今なお王朝の怨念をその背に背負っていた。
その夜、極北の長老達は長い議論の末、王家の血筋の者を探す使者を送ることを決断した
揺らめく灯りが、吟遊詩人の低い歌声に寄り添う
「雪山の彼方から、彼女は来た」
「ブーツには霜の名残が」
「かつて迷いに囚われながらも」
「星々が進むべき道を示した」
「ああ、道はあまりに長い」
「だから歩きながら歌おう」
「北風の旅路はもう独りではない」
「篝火が温め彼女を導く」
「幾度も迷った足跡も」
「今は確かな道を示す」
「アァ、杯が希望を鳴らせば」
「笑顔は冬より長く続く」
「見つけたのは道だけじゃない」
「それは共に育つ夢の居場所」
吹雪は止まず、焚き火が音を立てている
ヤンは旅立ちを前に荷を整えていたが、何度も留め損ねるベルトが、ここにあらずな心を物語っていた
「お前が向かう先は、極北よりも優しい場所とは限らぬ」長老は低い声で言った
「今のお前は、氷原最強の狩人には見えんな。何を考えている?」
ヤンは顔を上げる「…もし、こことは全然違う所に行ったら、自分まで大きく変わってしまうんじゃないかって、怖くて…」
長老は襟を整え、穏やかに笑った「変わることの何が悪い?人生とは、航海に出た船のようなもの」「海が変われば風も波も船を痛める。航海を続けるには調整が必要じゃ」
長老はヤンを見つめた「疎遠になった友には、自ら歩み寄らねばならん」「家族にすがりたい心を、断ち切られることもある」「認めてもらえない時、己の信念さえ疑うだろう」
ヤンは黙り込んだ
長老は焚き火の薪をかき混ぜながら、炎をいっそう強くした「だがな、船が船であり続けることは、木材が入れ替わっても変わらぬ。自分の行先を、ずっと目指し続けるかどうかじゃ」
吹雪はまだ氷原に低く唸り続けている。だが、ヤンは背負ったスノーボードをしっかりと締め直し、揺るがぬ眼差しで王国の伝説へ続く道を一歩踏み出した
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星数 | ティア |
ティア1 | ティア2 | ティア3 | ティア4 | ティア5 | ティア6 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
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1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 10 |
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5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 15 | 40 |
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15 | 15 | 15 | 15 | 15 | 40 | 115 |
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40 | 40 | 40 | 40 | 40 | 100 | 300 |
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100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 600 |
衝撃的な投擲で前方直線上の敵を貫く。直線上の敵に攻撃力*100%/110%/120%/130%/140% の範囲ダメージを与える。さらに雪の精霊が舞い戻り、再び直線上の敵に同ダメージを与える
15%/20%/25%/30%/35% の確率で特製の銃による連撃を行う。ターゲットに追加ダメージを1回与える
どんな攻撃でも致命の一撃となり得る。ダメージを与える際に 3%/6%/9%/12%/15% の確率で会心が発生する
雪崩さえも効果的な武器となる。味方全部隊が4ターン毎に1度追加攻撃を行い、 20%/40%/60%/80%/100% のダメージを与える
極地の生活はヤンにあらゆる環境下での戦術を授けた。弓兵が攻撃する度に40%の確率で対象に 20%/40%/60%/80%/100% の追加ダメージを与える
本質を見極め法則を導き出す。毎ターン 8%/16%/24%/32%/40% の確率で全軍の与ダメージが上昇する